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馬込沢駅前 八秀不動産
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Vol.6
  特集ページ

「強制執行・催告・断行の実際について」 (1)

今回は、いままでのお話とは違い、書類的な事ではなくて、実際の現場の雰囲気をお伝えしたいと思います。
まず、書類の流れを簡単におさらいしてみます。

 

@不動産引渡命令申立書→「不動産引渡命令決定正本」
A執行文付与の申立→「執行文付与不動産引渡命令決定正本」(執行文がついた不動産引渡命令書)
B送達証明申請→「送達証明書」(相手方に不動産引渡命令決定正本が送達された事証明)
ABの書類を持って、強制執行申立を行います。

 

◇では、ここから私が体験した具体的なケースをお話したいと思います。
(事例)
所  在:東京都A区B町○○番地○
家屋番号:○○番○○の○
種  類:居宅
構  造:木造スレート葺3階建
床 面 積;1階50u2階50u3階50u

 

◇この物件を当社が落札し、数回のお手紙と電話連絡をいたしましたが、
進展がありませんでしたので、止むを得ず強制執行の手続きを進めざるを得なくなり、
平成21年11月18日・11月24日・12月1日・12月8日の4日間で@ABの手続きを完了しました。
@ABの手続きはA 区の東京民事執行センターへ提出し、受領いたしました。
ここは書類作成さえ間違わなければ、何ら問題はありません。
私は暮れの12月に強制執行をして、追い出すのは気が引けましたので、
強制執行は年を越してから行う事にしました。

 

◇強制執行の申請は千代田区霞が関の東京地方裁判所で行います。
実際には、平成22年1月○日に本館3階の執行官室へ行き、上記のABと東京地方裁判所で強制執行の書類を作成し、別の階の会計課へ行き、保管金6万5千円を納入。
それから執行官室の受付に戻り、「保管金受領書」を提出し、担当執行官の名前が記入された「面接票」を受領。
面接は翌日(AM8:50からAM9:20)です。
強制執行の書類上の準備が完了しましたので、これで本日は帰る事にしました。

 

◇翌日の1月○日AM8:30に裁判所に到着し、面接票を8:50に受け付けの年配の男性に渡しました。この人はなんか気難しそうな感じです。
待つ事15分で執行官のMさんが私の名前を呼びました。執行官の方も同じ感じなのかなと思いながら、挨拶を交わすと、以外に話しやすい方で、スムーズに事が進みました。
強制執行の催告日は平成22年1月○○日のPM2:00に現地で待ち合わせして、実施することを決め、
それに伴う運送会社の手配と開錠者(カギ屋さん)の手配にも準備しておくように指示されました。
会社に戻ってから、私は以前から取引のあった鰍b社(裁判所登録運送会社)と(有)K社(カギ屋さん)へ電話し、運よく空きがあり予約が取れました。

 

◇待ちに待った強制執行の催告日・当日、待ち合わせ時間の20分前に現地に車で行くとC社のT社長が来ていて、
その後5分ぐらいの内にK社の社長とM執行官も登場しましたが、M執行官曰く「立会人さんがまだ見えていない」
とのことで、M執行官は携帯で連絡をとるが、「道を間違えてしまったようで、2・3分で来るそうです」と。
予定時刻の10分前には立会人のN氏もそろい、いざ該当物件へ。

 

◇まずM執行官が呼び鈴を3回鳴らし、次にドアを叩き、「裁判所です」「Aさん、裁判所です」
「Aさん、いますか?裁判所です」「Aさん、家の中に入らせていただきますよ」と言って、
声のトーンが変わって「Kさん、玄関の開錠、お願いします」
K社社長は「はい。すぐにかかります。」「ガチャ・ガチャ・・・・・」「ガチャ・ガチャ・ガチャ・・・・・」
「ガチャ・・・・」2・3分続けていると、
K社社長「すみません。M執行官さん、玄関には3か所のカギがあり、時間がかかりそうでので、他の場所から侵入をやってみます。」
K社社長は家の周りをさらっと見てから、「3階の窓が施錠してないようですので、3階から侵入します。」と言って、
車からハシゴを持って来て、壁に立てかけて3階の窓へ、「やはり施錠してません。」
K社社長は大きな声で「裁判所です。」「Aさん、裁判所です。」「裁判所です。入りますよ〜。」
「失礼します。」と言って、彼は3階の窓から家の中へ、そして玄関のドアが開いた。

 

◇最初に、M執行官、続いて、C社社長、私、立会人N氏が「失礼します。上がります。」と言って入って行く。
C社社長はM執行官と一緒にファイルにメモを入れながら、各部屋を見て回る。閉まっていたドアは閉めて、
開いていたドアは開けたままの状態にして、トイレ・洗面所・バスルーム等々も一つ一つチェックしている。
私と立会人N氏はそれに続いて見て回る。「生活感がありますね。」M執行官、
「荷物も沢山ありますね。ピアノがあって、どうやって入れたのだろう」C社社長がつぶやく、
私はいやな予感がして来ました。なぜなら、ピアノの引っ越しや保管は費用が高くなると言われていたからです。
C社社長が最後にバスルームのドアを開けて、一言「朝、お風呂も使われたようですね。」と。
全然、出て行く気がないようで、「断行」まで行くだろうと私は思った。
M執行官から「○○さん、断行日はいつにしますか?」「一般的には1ヵ月後ですが、……」と
私は「3週間後では如何でしょうか?早く進めたいので。」では、「2月○○日のPM1:00では?」とM執行官。私「それでお願いします。」
そして、M執行官は「強制執行断行」の公示書をダイニングテーブルの上に置いた。

 

◇それから数日後、東京地方裁判所より、1月○○日の「強制執行調書」が送られ来た。
翌日、鰍b社(裁判所登録運送会社)から「遺留動産搬出保管」見積が郵便で届き、(有)K社からカギの交換代金を含めて、見積書がファクスで届いた。
意外にも見積合計金額は100万円を超えてしまいましたが、仕方がない事ですね。

 

◇最後に、強制執行の催告日は1時間以内で作業を終了するように執行官から指示されていた。
予定が全て組まれていますから、時間内に出来ないと関係業者は執行官から注意を受けますので、
実に真剣でテキパキしていました。さすがはプロ集団でした。ピーンと緊張感が私にも伝わりました。

 

次回強制執行の断行日は2月○○日ですから、その日の様子をまた書きたいと思います。

H22.0206

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