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売買契約締結済み・引渡し前の土地についての勘違い古家付き
土地の所有者様から連絡が入りました。「無断で、敷地内に業者が立ち入り測量のような事をやっている」「至急、調べて抗議して欲しい」
無断侵入の経緯
(1) 土地売買契約後、買主様は引渡し前ですが、購入予定の土地に建物を建てる為、建築会社と工事請負契約を締結したそうです。
(2) 建築会社は工事請負契約を根拠に下請会社に測量を依頼したそうです。
勘違いの原因
(1) 通常は土地の所有者が建築会社に建物建築工事を発注しますので、請負工事契約締結後に建築会社の関連会社が工事準備の為に、敷地内に立入っても無断侵入と言われる事はないかと思いますが、
(2) 今回の場合、「建築工事の発注者」は未だ「土地の所有者」ではありません。
☆ 建築会社や建築営業の方は、請負工事契約だけを根拠に判断・行動をする傾向があるので、工事発注者の了解(暗黙の)を得れば、敷地内立ち入りが許されると考えていた為、「無断侵入」になってしまいました。
☆ 敷地内に立ち入る時は「工事発注者」の許可を得るのではなく、「土地の所有者」の許可を得る必要がある事に思いが及ばなかった事が原因でした。
今までに、何度かこのような事を経験しています。とくに建築営業の担当者が、ついでに不動産仲介業を兼務している時に起きる傾向があります。
☆ 物件引渡しまでに古家を取壊し更地渡しとする契約を締結し、売主様が建物内で荷物の整理をしていた時に、起きた不審者・敷地内侵入でした。